ばじとうふう
馬耳東風
人の意見や忠告を全く聞き流し、何も感じないこと。
意味
どんな言葉もまったく意に介さず、馬の耳に東風(春風)が吹いても馬は何も感じないように、他者の忠告や批評を聞き流すこと。批判や助言を受け付けない態度を皮肉をこめて表現する言葉。
語源・出典
唐の詩人李白(りはく)の詩「答王十二寒夜独酌有懐」に「世人聞此皆掉頭、有如東風射馬耳(世の人はこれを聞いて皆首を振り、まるで東風が馬の耳に当たるようだ)」とあるのが由来。
例文
- 何度注意しても馬耳東風で、彼はまったく改善しない。
- 上司からのフィードバックを馬耳東風に聞き流していては、成長は見込めない。
- 自分は、どういうものか、女の身の上 噺 というものには、少しも興味を持てない たち で、それは女の語り方の下手なせいか、つまり、話の 重点 の置き方を間違っているせいなのか、とにかく、自分には、つねに、馬耳東風なのでありました[ 太宰治 * 人間失格 |1948]
同義語
- 馬の耳に念仏
- 無駄
- 駄目
- 台無し
- ふい
- おじゃん
- 空中
使いどころ
- ビジネス
- 部下の忠告を聞き入れない態度に「何度進言しても馬耳東風では、改善は望めません」と、上司に報告する際に使う。
- スピーチ
- スピーチで「他人の意見に馬耳東風では、成長の機会を失ってしまいます」と、聴衆に注意を促す際に用いる。
- 手紙
- 「ご忠告は馬耳東風となってしまい、誠に申し訳ございません」と、反省の意を伝える際に使う。
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